昔の当たり前を与えてくれるのが「 子ども食堂 」赤穂地域福祉セミナー


こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。

赤穂福祉会館で行われた「地域福祉セミナー 子ども食堂(居場所)を考える」を聞きに行ってきました。
講師は法政大学教授 社会活動家 湯浅 誠氏

子ども食堂は赤穂市で2ヵ所あり、赤穂地区がまちづくり会館、尾崎地区が普門寺です。
子ども食堂といえば、最初貧困対策というイメージしか持っていませんでしたが、まったく違って地域の拠点になりうるものであることがわかりました。

目次
子ども食堂の可能性はいくらでもありそう
子ども食堂、こういったことが課題だそう

 

子ども食堂の可能性はいくらでもありそう

日本では7人に1人の子どもが貧困状態にあるとされているそう。貧困という定義は、金銭面だけでなく社会とのつながりがないといったことも含むそうです。

核家族化の進展や共働き世帯の増加によって子どもの居場所が無くなっているようで、タイトルでつけた「昔あった当たり前」とは、私の子どもの頃は専業主婦世帯が多く、家に帰ればお母さんがいますし、近所の子どもは当然のように地域のみんなが分かっていて、遊びに行くと「晩御飯食べてから帰ったら」と気楽に声をかけてくれる友達のお母さんもいました。

おばあちゃんのとこでは親戚が集まって世代の違う子ども達で遊んだりと普段学校から帰っても、夏休みなどでも誰かとつながりが切れることはなく、それらを通じて様々な社会体験をしながら時代を過ごしてきたと思います。

 

しかし湯浅先生いわく、こういった当たり前と思える基本的な生活体験をしてきてない子ども達が増えているそう。包丁を知らない、大人と接してない、料理はコンビニばかり・・・

何か閉塞した社会において、安心して子供達が集まれる場所、子ども達だけじゃなく大学生やおじいちゃん、おばあちゃんなど世代を超えて交流できる場所、知らない人達だけど新たな体験、経験を感じさせてくれる場所が、これからは「子ども食堂」なんだなぁ・・・と思いました。

今回の話を聞いて、まだまだ課題がありそうですが「子ども食堂」にはすごく可能性を感じました。アフタースクールを整備するより、こういった施設で預かりや塾の代替、高齢者のやりがいづくりにもつなげていけるんじゃないかなぁ

 

景気拡大、いざなぎ超え確認 戦後2番目の長さに(日経新聞より)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23252980Y7A101C1MM8000/

昨年のニュースですが、こういったニュースをみると7人に1人が貧困状態であるというのが不思議で仕方がありません・・・結局ピケティの言っていたことが正解で格差だけが広がっているというのが現実なんでしょうか・・・でもそれを許容したとしてもトリクルダウンでみんな幸せじゃなかったのか・・・

 

子ども食堂、こういったことが課題だそう

湯浅先生のお話しのあとは、赤穂市で子ども食堂を運営している、岩崎さんと、氏部さんのお話しがありました。

子ども食堂で大学生活躍 学習指導など協力 赤穂(神戸新聞NEXTより)
https://www.kobe-np.co.jp/news/seiban/201807/0011430074.shtml

赤穂、尾崎で始まっていますが、坂越、塩屋でも行いたいそう。やはりある程度のネットワークができないと、イベントもできませんし、市民の周知、理解も進んでいかないと思いますので必要なことだと思います。効率的な運営にもつながりますしね

あとはボランティア、居るだけボランティアもOK!であると湯浅先生がおっしゃってました。こちらが思っているよりも意外なところで相手は勝手に何かに反応してくれるんだそう・・・食材もそうですね!

 

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この記事を書いた人

赤穂市議会議員( 1974生) 山野商店・不動産営業・行政書士となんでも屋さんです。
よくわからないながらにネットを駆使し情報発信と意見集約に励んでいます!!

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