こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。
市民病院検討委員会の議事録とその他資料を頂いたので読んでみました。前回記事に書いた自分の考えは検討委員会の中でも出ていて、的外れではなかったと少しホッとしながらも、この資料を見るとよくこれで現状維持となったとも感じました。
あと議事録の中では4回では足りないといった意見もあり、もっと回数を増やして議論を尽くしてほしかったですね。その立場立場の専門的な意見をぶつけあって皆さん真剣に議論をしていただいたことが読み取れました。
また、6億の削減については「達成に向けて努力する」この答弁が残念だったと前回記載しましたが、議事録の中では最後の線引きについても議会の全員協議会の答弁よりもつっこんで事務局サイドで言及しており、削減についてもかなりのやる気を感じました。ホント失礼しました。
最後の線引きは数値化するとの答弁、赤穂市民病院なんとか頑張って欲しいですね
外部委員の検討による今後の赤穂市民病院は現状維持で更なる経営改善に努めるもの
・こんなリスキーな勝負は必要?
先ほど6億の削減のやる気を感じたと書きましたが、でもでもこれは当然で、後から頂いた資料では私が見ても現状維持でいくなんて市は病院と心中するつもりなのかと思うくらい危機感を持たないといけない事態であることが分かります。よって当然、担当者においても出来ませんでしたで済まない状況であることは充分理解されているからであると思います。
本当に頑張って欲しいと思う反面、こうした政策決定の方向性は私なんぞには見えない市の幹部の意向なんでしょうけど、今回ばかりはホントにこれで大丈夫なのかと思いますね・・・6億削減できるかどうか、この一点にかけるリスキーな勝負よりも他にヘッジできるすべは考えられないのでしょうか。
・挑戦者で溢れる国へ、日本大改革プラン
病院のことを考えていて関係ない話ですけど頭の中を通り過ぎたのでもう少し。
日本の産業構造が変わらないのは金融緩和によって低金利が長期間続いていることが背景の一つにあると一般的に言われています。俗にいうゾンビ企業のことであって、消費者に選ばれない商品であったりサービスを提供する会社であっても資金がまわるからということですが、アメリカでは約50年ぶりのインフレによって金利に変化が現れようとしています。今年は1%程度の利上げのようですが、これでおさまるはずもなく仮に高金利時代の到来となればこうした資金でまわしているところは厳しいでしょうね。
こうした企業の倒産だけでなく、富める者、そうでない者の2極化についても‶悪だ‶と言われる方も多いですけど、落ちても這い上がれない状況が一番悪いと私は思っています。落ちたら頑張ればいい、それでダメでもセーフティネットだけは用意しよう、また挑戦すればよい。
その競争に負ける者であっても最低限の生活を守りながら、新たに挑戦できる環境を作っていこうというのが、衆議院選挙のときにさんざん訴えてきた日本維新の会の日本大改革プランでしたね。そうして企業の代謝、生産性をあげていこうというものでした。
・インフレ予想
日本においてもアメリカのような(現時点で消費者物価指数7%超えですからね、もっといくんじゃないですか)インフレになるのかどうか・・・これは分かりませんが可能性は高いと私は思っています。リフレ派の人にしてみたらこれが目指すところでしょうけど、アメリカを見ていてこれで短期ではなく持続的な好景気につながるなんて本当でしょうか・・・まぁ予想通りになったといっても数年後のことになりますので、どうなるのか楽しみですね♪
もちろん市民病院もどうなるのか・・・これは楽しみではないですけど、その頃私はどうなっているのか分かりませんが、おそらく遠い眼差しで見ていると思います。