こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。まだ7月というのになんでしょうこの暑さは・・・外に出るたびに水浴びをしなければならないくらい服が汗でずくずくになります・・・(づくづく?どっちでしょう・・・)
例年だと最高気温は8月のようで、それに向かって上がってくのでしょうけど、もう暑さ全快ですね
今日は「水浴びついでにやってしまえ!」と午前中に草刈りをやりましたが、すぐカサカサに乾いていました。ついでに洗濯もしたのですが、最近の衣類は速乾のうえに、この暑さですから洗濯物も秒で乾く感じですね。
あぁ 毎日夕立でも降ってくれたらいいのに・・・
赤穂市民病院の令和6年度決算見込み
さて委員会です。いつもながら遅れて書いてますので資料は市役所にあります。うっすら記憶の中で書いてますので、数字の違いはあります。よって大まかに雰囲気だけ感じてください。
一時借り入れが回転できない
昨年度の一番大きな問題点としては一時借り入れではないかと思います。相変わらずの赤字は例年通りですが、一時借り入れが回転できなくなって、年度末に5億円の補正をしております。回転とは、一時借り入れは短期借入なので、年度末に全額払って翌年度新たに借りるというサイクルを繰り返しています。それが、従来だと回転させる現金が年度末に残っていたようですが、昨年度は足りなかったということです。
他に要因があるのか分かりませんが、患者数減によりこれくらいの売上になると現金が足りなくなるということだと思います。決算自体は、結局のところ一般会計(赤穂市の会計)から総額8億円を入れての最終が約5、6億円の赤字です。
流石にこれだけ入れると見れる決算になってきますが、いよいよ結末が近づいてきたのではと感じるには充分です。
未払金わざと残してるのではないか
他にも気になってることに未払金があります。ここ数年貸借を見ていて気になっていたことが、未払金を年度末に残すようになっていたことです。お金の流れを示す例月の資料をみると4月に返しています。
この件は、担当に一度聞いたことがありましたが、その時は払える払えないの視点で聞いていました。しかし結局、年度末に現金を残すために、支払いを伸ばしてたのではないかと最近は思っています。
こんな小細工をしてまでの、苦しい台所事情なのかと思うと余計に心配が募りますね。(まぁ推測ですが・・・)
委員会の議論のなかで
議論の中では、一時借り入れについて追及してみました。令和7年も同じような患者数の推移とありましたので、昨年同様の売上水準だと埋蔵金でもない限り、一時借り入れを回転できないレベルといえます。
おそらく昨年と同じ決算水準としたら、おおよそ7~9億くらいの現金が足りなくなると思います。
これを借入で現在の借入額の7億円に追加すると回転するのに10億は必要であると思います。だとしたら今年はギリギリ現金ありそうですけど、来年で行き詰るんじゃないでしょうか。
まぁ聞き方が悪いのもありますが、ハッキリ答弁もらえないので上記の事は、あくまで推測でありますし、特に答弁に悲壮感があったわけでもないので「このままで大丈夫なのか?」と思っているのは私だけで、おそらく埋蔵金とかあるんだと思います。年度末に一時借り入れを回転させる補正予算をみて「予想と全然違うやんけー」と思えることを祈っておきましょう。
経営形態について今年度に報告がある
さてもう一点気になることは、今年度に経営形態についての報告がでること。
「現状維持なんてありえないのでは」というのは代表質問のときに他の議員さんからも聞いた記憶が残っておるとおり、早く何とかという気持ちが皆さん強いと思いますが、担当によると、「結論については、今年度のいつになるかわからない」とのことでした。
経営形態は令和9年度までは現状のままで
このような決算を繰り返すことは結果論とはいえ、数年前から分かっていたことで、もっといえばコロナ給付金のあるうちにみたいなことも発言したと思いますが、あれがもう5,6年前ですか。他の議員さんからも沢山の指摘があったと思いますが、頑なに令和9年度までは現在の経営形態でと言ってきたのは市長です。
私は、市長はともかく担当サイドでは経営形態について変えなければと思っていると勝手に思っていたので、担当にその権限が委ねられたのだから早急に結論を出すものだと考えていました。しかも市長の発言が「今年度はやめに結論を出す」との答弁だったにもかかわらずです。残念でなりません。
経営形態については、「変えても、すぐ良くなるとは限らない」とは私も何度も言っていますが、今回の答弁でもありました。しかし、変えても良くならないかもしれませんが、もう変えなければならないのも事実ではないでしょうか。
まぁ結局は、市長とすり合わせてからの報告かもしれませんし、だとしたら時間もかかるだろうから、そのような答弁になるのも仕方なしでもあります。どちらにしても今年度末の一時借り入れを回転させられるかどうかの補正をみれば、今後の見通しは一目瞭然ですからね。もう我々は待つしかありません。
行政と議会に思うこと
昔の議員さんがおっしゃってたことを思い出します。「お金があるうちに改善はしとくもんや」と。
行政は基本的に前例主義、病院も行き詰るまで何も変えないんだろうと思います。もちろん、それを指摘し、改善を促すのが議会の役目でもありますが、これが中々・・・
一市民目線で行政を見ていて思うことは、目の前の事象には何かと理由を付けて取り組んでいると言いますが、そもそもなぜこうなったか、そうした根本的な部分については誰も触れないことです。
私は病院の現状については完全に執行部の不作為だと思っています。財政規模が大きいので、大きな船が曲がるかのように徐々に変わっていくので曲がり切ったときの市長が責を負う、今回の自民党にようなものじゃないかと思っています。
病院の赤字もコロナ給付金がなければ20年以上連続赤字ですからね。政治家は逃げ切れると以前にもブログに書きましたが、これは制度的な問題なのかもしれません。ただ私自身だったらもっと早く何かしていたと思いますので、やはり個人の資質の話であると思います。
そろそろ議案に反対しようかな
前の藤本副市長がよくおっしゃってましたね、「ただ金をツッコむのは無駄金だから、改善したら入れるんだと。」赤字補填のことですが、これがコロナ給付金が入った途端、前年の目標達成した分は翌年に繰越すと方針転換。
「達成してるんやから、はよ3億入れたれや」と嫌味でよく委員会で言いましたが、その後また単年度主義に方針転換。その後は達成しようが、何だろうが入れるものとして一般会計から入れてますね。
数億あったら住民のために何ができるんだろうとワクワクする額ですが、赤字補填に使っても何も思わなくなるんでしょうか・・・まぁ目の前の状況改善が最優先なんだろうなぁ
近年の制度改正や診療報酬の動向、さらには地域医療を取り巻く環境の急激な変化等により、長期に渡り当院の経営状況にただならぬ影響が生じていた状況でございます。我々としても、これまで可能な限りの取組を講じ、経営の安定化に努めてまいりましたが、外部要因の影響は想定を超えるものであり、依然として厳しい状況が続いておりました。もはや従来の延長線では立ち行かない状況にあることは否めず、一定の判断は避けて通れないものと考えております。こうした中、持続可能な医療提供体制を維持していくためには、運営の在り方そのものについても柔軟に検討を進めていく必要があると認識しております。引き続き、患者・地域の皆様への影響を最小限にとどめることを最優先に、関係機関と連携しつつ必要な検討を進めてまいります。
最後の答弁考えてみた。どうだろ・・・
私ごときが反対しても意味ありませんが、そろそろ病院の議案反対しようかな