赤穂市議会:議員報酬値上げには反対!その前にもっとやることあるんじゃないの

こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。

党の集まりで神戸(元町)に行ったときは、第一旭さんにいってラーメン食べています。ちょうど電車が着く時間がサービスタイムの時間で安いのです♪さらにゆっくり食べてから会場に行けば丁度いい時間になります♪ 

電車代が上がって往復3000円をちょっと超えてしまうので、せめて元町近辺のラーメン屋を制覇してやると意気込んでいるのですが浮気せずに通ってしまってますね・・・

目次

議員報酬値上げする前にすることがあるんじゃないの

R6 3月議会にて赤穂市議会議員の報酬が賛成多数で値上げされました。この4月から375000円 → 386000円となりました。その根拠としては、赤穂市特別職報酬審議会において議員定数減らしたら値上げしてもいいよ、といった答申によるものです。

赤穂市特別職報酬審議会
https://www.city.ako.lg.jp/soumu/jinji/tokubetuhousyu.html

値上げの議案に反対した議員は5名ですが、純粋に値上げはおかしいといった主旨は私だけです。

他の方は議員定数削減に反対なので、それに付随するものであるから反対。他の方は議員を減らしてもないのに(次の選挙からなので)値上げだけ先行するので反対。

賛成討論をしていた方は、類似自治体においては赤穂市の定数、報酬共に多くも少なくともない平均なのだが市民の意見が定数を減らせという方向だから賛成。よって報酬値上げといったものでした。

私の反対討論はあとで載せますが、そもそも値上げしても議員のなり手不足は解消しないこと、なぜ市民の減らせという意見に向き合わないのかといった主旨で行いました。が結局、根本的には議会の自主性なんてどこにもないと感じてしまうことなのかと思います。まぁ先の議員定数の時も同じことを言ってますね・・・

あれから議会改革何するのかといった話も進んでいるようですが、とりあえず常任委員会の数と倫理条例の話を進めるようです。まぁ思った話にはなることはありません・・・

だったらもっと議員定数減らしたら良かったのに・・・

さて、話がそれましたが実際、有権者と向き合っても教科書のように理解してもらえるのは難しいと思います。今の時代自治会やPTAですら煩わしいのに議会なんていらんやろ・・・まぁ普通の方はそう考えると思いますが、それで我々が納得してはすべてが破綻してしまいます。それでも理解してもらえるよう努力しなければならないのが行政や議会ではないでしょうか。

個人的には地方自治って制度的にはよくできていると思っていて、議会の力ってすごいものがあるのですけど、それを発揮できないことが議員をしていて一番残念に思います。

まぁえらそうな事を言っても私は「議会って意味ある?」そう聞かれたら「意味ないんちがうかな・・・」と答えています。そう思う決定的な理由は「 市長1人 = 議員9人 」なんですよね。要は議員は過半数で1人分・・・9人もの人数が同じ方向を向くわけないのでこれだけで無理だと分かります・・・
それに何の権限もあるんですけどないですからね・・・ 

とはいえ現実は現実ですが、議会での発言は思いをぶつけて頑張りますよ♪

以下、議員報酬値上げに対する反対討論

私は、第65号議案 議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について反対の立場で討論いたします。
 なお、本議案は前号議案と関連するため、議員定数にも言及する点御容赦ください。
 まず、今回の条例案ですが、現行報酬から月額1万1,000円値上げするものであり、定数17人に当てはめると、共済含め年額にして約310万円もの増額となるもので、これは定数削減による効果と相殺され、差引き約500万円の削減となります。この程度の削減であれば、他の取組みによっても可能であり、私が全員協議会で発言したとおり、議会改革での議論を待ってからでも十分だったものと考えます。
それでは報酬審議会では、大きく報酬の多寡、成り手不足、市の財政状況での意見であったことを踏まえながら、反対理由を述べさせていただきます。
 

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まず、赤穂市の議員報酬の多寡についてであります。
 全国的な類似自治体での議員報酬から見れば平均的であり、各種統計による民間の全国的な平均賃金から見ても決して少ない額ではありません。さらに言えば、議員は非常勤であることも忘れてはいけません。これら審議会でも意見されており、私においても増額の必要性はあるのか疑問であります。
 次に報酬が増えれば、議員の成り手不足が解消されるのかという点であります。
 議員の厚生年金加入といった動きもありますが、それも含め、私は報酬が増えたからといって解消されるかといえば、そうとは思いません。それは現状金銭面よりも議員に挑戦することのリスクが大きいことが一番の問題であると考えているからです。退路を断たなければ選挙に挑戦できないのか。会社勤めの方、子育て中の方であれば、選挙費用も含め悩みは尽きません。自治法改正において、いわゆる立候補休暇などが定められましたが、選挙前だけでなく、当選後もリスクはつきまといます。例えば、立候補した目的を果たし、議員を辞め、復職したとしても、以前のようにキャリア形成を続けられるかというと、そうした保障はどこにもありません。兼業が認められたとしても、所定の時間で思うような議員活動ができなければ本末転倒です。また会社を辞めていた場合は再就職先を探さなければなりません。そうしたリスクを取り除くような環境づくり、そうした社会的整備を進めていくことこそ、多くの方が議員に挑戦でき、成り手不足解消につながるものではないかと考えております。
 

そして最後に赤穂市の財政状況についてであります。
 さきの代表質問においても、市民のためにやりたいことであっても予算の制約により難しい。そのような趣旨の答弁が多くあったように感じました。こうした財政面の厳しさは今さら言うまでもなく、議員の皆様であれば、誰よりも深く理解されているものと思います。

 今後の市民負担の見直しはもちろん、職員一丸となり行革に取り組まれ努力されておる中、予算全体から見れば、議会費など微々たるものですが、我々もやらねばならぬことがあると考えるのは私だけではないはずです。定数削減でお茶を濁すだけでは、議会の存在意義はますます失われていくばかりです。
 審議会の意を真に酌み取るならば、議会費の見直し、市民に信頼される議会づくり、そして審議の充実につながるような議会改革を今こそ自らの意思で進めていってこそはじめて報酬の議論ができるものではないかと考えます。
 以上、反対理由を述べさせていただきましたが、議員各位におかれましては、本討論に御賛同いただけますようお願いしまして、私の反対討論といたします。

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この記事を書いた人

赤穂市議会議員( 1974生) 山野商店・不動産営業・行政書士となんでも屋さんです。
よくわからないながらにネットを駆使し情報発信と意見集約に励んでいます!!

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