結構忘れてるんですよね、自治体財政分析の本を読んでみた


こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。

図書室にあったので読んでみました!自治体の財政チェックは議員の大事な仕事ですけど、財政用語とか適正数値とか忘れてることが多く、思い出す意味も含めてたまにこういった入門用の本を読む方が私のレベルでは分かりやすく勉強になります。

京都市「財政破綻」の危機…(読売新聞オンラインより)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210526-OYT1T50096/

最近では京都市が財政破綻の危機!!とか驚きのニュースもありました。TVのコメンテーターの方が「こんなの数年前から分かってたことじゃないですか」とおっしゃっていたことが頭に残っていますが、まぁそうですよね、いきなり悪くなるはずはありません・・・

財調は令和元年決算では枯渇・・・国の財政健全化比率はクリアしていますが、これに引っかかるってよっぽじゃないと引っかからないですよね。京都市の議事録で財政健全化を検索するとここ10年で約1400件ヒットしますので詳しくは見てませんけど議会でも当然指摘されていたと思います。分かっていてもこの辺難しい駆け引きがあるのでしょうか・・・

目次
読んでみた、比べてみた
緩和の結末は

 


・読んでみた、比べてみた

さてサラッと読んでみましたが、財政分析は決算カード、類似団体比較カード、財政状況資料などから分析をしようというものです。分析については項目ごとに丁寧に説明がありますけど、一言でいうとチェックは貯金を崩さずにやり繰りをしているか!もちろん黒字でもカラクリがないか読み取る力が必要です・・・

類似団体との比較では赤穂市でパッと目が行くのが人件費と土木費でしょうか。人件費は幼稚園、保育所、給食センター、ごみ処理など直営が多いからでしょうか、土木費は大型事業の多さでしょうね

この点私は今の時代小さな政府を目指すべきであり、給食センターと美化センターの更新が数年後ありますので民間委託を含めたことも考えていかねばならないと思っています・・・・と勝手に思ってますが、各種資料の数値ってこちらが思っている通りなのか、違う数字が入っているのか分かりません。この辺の情報量が執行部とは桁違いですので議員ではどうしょうもないところですね。悲しいかなこうしたものを見ても本質にたどり着くことはなく表面的かつ多くの推測を含みながらの意見でしかないと私は思ってます・・・
ただの勉強不足でもっと難しい本を読んだら自信をもてるのかもしれないのはご愛嬌で・・・

あとは財調ですね、不景気になると収入が減りますのである程度の額は常に意識をしておかなければなりません。まぁその辺は企業でも家庭でも同じですよね

 

・緩和の結末は

不景気といえばアメリカではインフレ懸念が現実化しているようですけど引締めの加減はどうなりますかね。近い将来分かることですけど、アメリカでも日本でも緩和の出口がどうなるか誰も分かりませんが明るい未来というのはあまり想像できません・・・

ゆえに不安症の私は「今のうちから上げるものは上げて、削れるものは削ろう!」という考えなのですがあまり賛同してもらえる感じはしませんので、自分の家計だけでも断捨離です!

こうした分析のその先こそが行政や議会の腕の見せ所であると思いますが、財政健全化と市民サービスとのバランスを考えると行政運営と言うのはホント難しいですね

全く書評になってなくて申し訳ありませんが、入門用ですので用語の説明も丁寧で資料も多くわかりやすく解説されていると思いました。もう一度読み返してみようかな

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この記事を書いた人

赤穂市議会議員( 1974生) 山野商店・不動産営業・行政書士となんでも屋さんです。
よくわからないながらにネットを駆使し情報発信と意見集約に励んでいます!!

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