調整区域の企業誘致について、令和6年6月議会 一般質問:赤穂市議会

こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。
もう済んでしまいましたが一般質問の通告を載せておきます。

私は調整区域の企業誘致について質問しました。嚙み合わないうえに、途中ガツンと答えられてしまったので、「こちらからは強く言えないしなぁ・・・」と、考えてしまい一瞬頭真っ白で言い方が分からなくなってしまいました。
本来気を使う必要はないのですけどねぇ・・・

結局あまり人に見られたくない内容となってしまいました・・・サラッと済ませばスマートに終わるのですけど、今回はそんな内容でもなかったので頑張ってしまったのが失敗でしたね。

しかしながら、声に出す方も増えてきているから分かる事ですが、少なくとも私の周りで今の市政に不満を持たれている方が多いのは事実。微力ですけど次に向かってしっかり頑張りましょう。

目次

調整区域の企業誘致について

さて私の質問内容ですけど、現在進出先を探している企業さんの問い合わせが赤穂市にも多くきています。当然赤穂市だけではなくて他にも問い合わせての競合状態なので実際決めてもらえるのは至難の業といえます。

中には大規模な土地を探している企業さんもありますので、そういった案件は今ある工業系の土地だけでは収まりません。よって調整区域も活用して誘致活動に打ち勝たなくてはいけないと考えます。

実際赤穂市においてもインター周辺の土地利用が市長公約でもあり、市でも検討してきた経緯がありますので異論はないはずです。先の代表質問でも2030年の総合計画の終了までに一定の成果をだす的なことを答弁されていたり、民間活力でやってもらえればと答えていたと思います。

自身の感覚ですが、企業からみても魅力的な土地は市内にあると思うのですけど、どうも活かしきれてないのが現状じゃないでしょうか。実際、調整区域を転用しようとすると時間がかかりすぎるといった手続き的な問題もあって農地のままでは中々相手をしてもらえないのは理解できますが、そもそも民間活力でといいながら「こうした土地があるよ」といったことすらもしてないのが疑問であり、又その可能性を摘もうとしているのも重ねて疑問といえます。

将来に禍根を残すのではないか、地権者のメリットは

他の議員さんが、赤穂市における企業誘致の有力地であるインター周辺である大学北側の一団の農地において「ほ場整備」が計画されているがそんなことを決めてしまうと将来に禍根を残すのではないかと質問されていました。

というのも「ほ場整備」をし、農振地域に編入してしまうと企業用地としての活用はほぼ不可能になるからです。地権者においても「ほ場整備」をしたところで地権者自身が耕作するわけではありませんから、果たして長期にわたり耕作者を確保できるのか、生産性はそれなりに上がるのか、まぁ上がったところで担い手確保の要件だけであって地権者には何の関係もありません。

むしろそれが唯一のメリットといえるのかと思いますが、全く関係のない私が客観的にみても多くの地権者がどこにメリットを感じて賛同しているのだろうという疑問は感じます。売却という面からみても「ほ場整備」をすると選択肢を狭めてしまうのは間違いありません。

新田農地の地権者は理解して賛同している

私の質問の中で、「地権者の方は当該農地が企業用地に変わり得る土地であることを分かって賛同しているのか」と質問したら「そうです」と答弁されていたので地権者の判断を尊重すべき事案なのですが、言われてみると企業用地確保の面からみたら相当もったいない気はしますね。

さて結局、私が調整区域のまま企業用地に変えろと言っていたり、企業が決まらないまま用地整備を進めろと言っていたり、全く発言した記憶にない点において答弁をされまくってた記憶しかないので私がガツンとされ泣きをみただけで終わった気がします。

また、仮に工業系が埋まったら次は調整区域で誘致利用できるところを探すのではないかとの質問に、そんなのは土地利用ではない、例えば太陽光跡地などで考えるのが土地利用だとかおっしゃってたような記憶がありますが、まぁこれも私の頭では理解できませんが、どこか対象となる土地が一カ所あるのでしょう・・・楽しみですね。あとで議事録読んでみると記憶とかなり違っていることが多々あるので、ぜひ合ってたらいいのですが・・・

あとこの記事を書いている少し前7月9日に都市計画審議会があったのですが、新田に係る土地利用検討区域と、正にこれに関連する案件だったので、この件(ほ場整備)について質問したら資料に関係ない質問と打ち切られてしまったのがショックでしたね・・・
「なんでも聞いてくださいね」とかおっしゃってたはずなのだが・・・

まぁこの件は後で書くとして、どちらにしても、こうした不動産の話は千三つの世界。せっかくのチャンスが目の前にあるわけですから、決まらないで当たり前。旬の間に数うちゃ当たるで取り組んで欲しいですね。

6月26日、27日に一般質問が行われました

さて、一般質問は初日は10名、2日目が5名でした。

質問者の質問日は次のとおり

6月26日(水)  名前をクリックすれば質問項目(はしょってます)に飛びます。

1.釣 昭彦2.中谷 行夫3.田渕 和彦
4.山野 崇5.前田 尚志6.深町 直也
7.井田 佐登司8.荒木 友貴9.前川 弘文
10.南條 千鶴子

6月27日(木)

1.山田 昌弘2.家入 時治3.榊 悠太
4.瓢 敏雄5.安田 哲

質問者の質問内容は次のとおり

釣 昭彦

1.市民病院の今後について
2.カスハラ、パワハラ問題について
3.城西小学校から北側の市道自転車歩行者道浜田線について

中谷 行夫

1.小規模小中学校の存続に向けた取組みについて
2.ボランティア・ポイント制度の拡充について
3.赤穂高山墓園の利用促進を図る取組みについて
4.公共施設へのフリーWi-Fiの導入について

田渕 和彦

1.“赤穂義士のまち”として全国から注目を集める取組みを市民の夕べの再開について
2.社会保障関係費等の財源確保について
3.公益財団法人赤穂市文化とみどり財団に業務委託する文化施設について

山野 崇

1.市街化調整区域における企業誘致について

前田 尚志

1.小学校の外国語教育について
2.生活環境の保全について

深町 直也

1.今年4月からの赤穂市の公共交通について
2.福浦採石場の現状について
3.下水道使用料の改定について
4.給食費の一部無償化の拡大について

井田 佐登司

1.公共交通について
2.赤穂市の観光施設と駐車場について

荒木 友貴

1.ニーズに応じた乳幼児の預かり継続について
2.子どもの権利を守る体制整備について
3.将来を見据えた公共施設等のマネジメントについて

前川 弘文

1.大人の発達障害の支援について
2.乳幼児等医療費助成制度の所得制限撤廃について
3.大規模災害に備える携帯トイレ等の備蓄の推進について
4.播磨灘に面する赤穂港一帯の埋立地域の地震による液状化の対策について
5.赤穂特別支援学校を福祉避難所に指定することについて
6.各地区公民館と赤穂化成ハーモニーホールのWi-Fi環境の整備について

南條 千鶴子

1.気象防災アドバイザーの採用について
2.熱中症対策の推進について
3.生活困窮者等への食品等の継続的な支援体制について
4.軟骨伝導イヤホン導入による音のバリアフリー化について

山田 昌弘

1.有年土地区画整理事業について
2.自然災害対策について
3.産業廃棄物最終処分場建設計画について
4.いじめ及び不登校問題について

家入 時治

1.企業立地等による雇用の確保、人口減少の改善について
2.交流・関係人口の創出について
3.「子ども・子育て支援を充実する」について

榊 悠太

1.オーガニックビレッジについて
2.ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について

瓢 敏雄

1 赤穂市上下水道事業在り方検討委員会での使用料改定の協議は人口減少による
減収分を埋めるにすぎないのではないか
2 水道管の更新は計画通り進んでいるのか。日本一安い水道料金維持のため老朽化
対策が先送りされているのではないか
3 消防の広域化の今後について
4 消防団の今後について
5 教育委員会だよりについて
6 大雨や台風による山裾の民家、道路の安全について

安田 哲

1.「赤穂市こども計画」の策定について
2.教育委員会における学校の働き方改革のための取組みについて
3.学校施設の環境改善について
4.PTAの在り方について

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この記事を書いた人

赤穂市議会議員( 1974生) 山野商店・不動産営業・行政書士となんでも屋さんです。
よくわからないながらにネットを駆使し情報発信と意見集約に励んでいます!!

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