こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。
田舎へは中々届かないのか まだ5000円札は見たことないのですが、今頃になってやっと新札をゲット♪ しかしまぁ見慣れてないのもあるのでしょうけど、やっぱりフォントなのかなぁ・・・技術はすごいのでしょうけど何か違和感を感じますね・・・
個人的には聖徳太子の1万円札が重厚感があって好きでした・・・
さて市民病院への私の考え方ですが、以前は色々考えていました。しかしこれまで議会で色々指摘があったにもかかわらず、市の方針がどうにも変わらないと分かりましたので今は次の節目を待つしかないと思っています。議員が発言するのを止めてしまっては存在意義がないのですが、もうこれ以上言う事なんてない諦めの境地です。
結局今やっている改善計画も、20年近く赤字で現金無くなって、お金借りてやり繰りして制限に引っかかってやっと改革をしよう!ですから、今の赤穂市さんは行きつくとこまでいかないと動きがないのは使用料など他の取組みでも同じで、とにかく次の節目がくるのを待つしかありません。
悲しいかな、それまでは借金を積み上げていくしかないのではないでしょうか。
赤穂市民病院:令和5年度決算見込みは約7億円の赤字
7月23日開催の今回は令和5年度決算見込みと令和6年度の取組み内容の説明でした。
令和5年度決算見込みは約7億円の赤字
ほぼ確定の額となるのでしょう令和5年度決算見込みは、約7億円の赤字です。これにはコロナ対策による休床保障が約2億円弱、赤穂市から3億円赤字補填が入ってます。
よって約5億円程が実質的な決算に装飾されていると考えなければなりません。ここのところ黒字となった年度もありましたが、それもこうした影響によるものでした。専門家による外部の検討委員会でも「こうしたものを抜いたものが赤穂市民病院の実力だ。それで考えていかないと」と、指摘されていましたね。
私は、もう毎年のことなので、こうした多額の赤字をみても「またか・・・」ぐらいしか思わなくなっていますが、一次借入金は昨年比2億円増えて7億円と、やはりこの額が増えていくことについては相当不安が募っていきます・・・
次の節目を待つしかない
前書きで次の節目を待つのが私のスタンスと書きましたが、先の議会などの議論において「病院の規模や経営形態など現状を何も変える気はない」と、いった趣旨のことを散々答えていたことがあるからです。収入改善の取組みも起死回生の一手もあるはずなく手詰まりのようだし、個人的に市長の気が変わるにはもう次の節目待ちしかないと・・・もう諦めの思いです。
よって委員会の質疑においては節目のことだけを尋ねました。来年度決算にて資金不足比率にかかる可能性があると以前答弁されていたので、「今度かかればどうなる?」と尋ねましたが、どうも起債制限を回避できそうな答弁でしたので節目にはならないようです。
あとは2年連続して改善計画の目標をクリアできなければ経営形態の変更について諮問するという点ですが、令和5年度はクリアできませんでしたので、今年度できなければ2年連続となりやっと新たな議論が始まりそうです。一応言質は取りましたので今年度決算が済むのを待つしかありません。
こう書くと、まるで赤字が増えるのを願っているように読み取れますが、勿論そんなはずはなく、議員をしていながら負債が積みあがっていく現状を指をくわえて見ているしかないもどかしさ、無力さといったらたまったもんじゃありません・・・
ダウンサイジングや経営形態を変えれば全て解決するとは思っていませんが、1秒でも早くこの先送り状態から脱却することが一番の解決方法であるとは考えています。何がうまくいくかなんて分かりませんが、もうやってみるしかないのではないでしょうか。
現状最適解しかないのが原因
終わってから他の議員さんと雑談していた話の流れで、「政治とは現状最適解を求めるだけで責任は誰も取らないようにできてる・・・」と少し話を振ってみました。赤字が積みあがるなか経営をどうする?この答えは求めても、なぜこれほど赤字を積み上げることになったのか?この答えは一生求めることはありません。
タイムリーな問題でいうと、どの程度まで進むのか分かりませんがインフレですよね。70年代のアメリカのインフレ退治の記事を最近見ていると以前書いたことがありましたが、インフレの原因を作った当時の政治家ではなく、国民に嫌われるようなインフレ退治をした人が結局退陣に追い込まれるのです。
そうしなければもっとひどい将来が待っているわけで、むしろよくやったと言われるべきなのですが、そんなもの理解する人などいるはずありません。そこでのそもそもというと財政ファイナンスの是非になるのですが、まぁ・・・必要だったといえばそれまでで、結局現状最適解を出す以外ないのが先送り主義を生み出している原因じゃないかという議論をふっかけたかったのですが、あまり議論にはなりませんでした・・・
政治家の責任と議会
なぜこんな雑談をしていたかというと、委員会の中でこの判断の遅れを市長部局として責任は取るのかと発言された方がいらっしゃいました。ホント思いは同じなのですが、私は相手に求めるよりも議会としてもっている権能を発揮したほうが話がはやいと思います。単に議決権の行使も含めて様々な方法があるのではないでしょうか。
しかし何をしても今の市議会で過半数の賛同など得られるはずがないことは言うまでもありませんが、まぁそこはさておき、こうした面でみると地方議会の仕組みというのはうまくできていますね。
東京・あきる野市長に2度の不信任 首長と議会のあり方とは(産経ニュースより)
パワハラ問題の福岡・宮若市長に再び不信任決議案提出へ(朝日新聞デジタルより)
最近でも全国的にパラパラとあるようですが、不信任といえば田中康夫知事が色々な意味で頭に残っています。資料を見ているとオーソドックスに議会の過半数の支持を得てであったり、対立しながらでも施策を進めていたり首長も様々でおもしろいですね。
赤穂市においては保守系が議案に反対するなんてとんでもない事といった意識が、議員だけでなく職員サイドにもかなり強いと思いますが、否決もあると思っているくらいの方がお互い気が楽ではないかと私は思います。
驚きの連続
さて話が色々それましたが、最後に書かねば気が収まらない事がありました。そもそもこの特別委員会は4半期ごとの報告ということで、いつもはもっと早い時期での開催なのですが今回はなぜか7月開催でした。
委員会の最後に今年度は3回の開催でいいかと委員長が問うと全員異議なし
かなり近い以前、同じように開催回数を減らすのはどうかと私が提案したことがあるのですが反対多数で否決となりました。当時に比べて病院の経営状況は厳しくなっているにもかかわらず、反対した議員及び同じ会派の議員が今回は何も言わないのが驚きでしたね。マジ驚きですよ・・・
あの時なんて言ったのか覚えているのでしょうか