こんにちは 赤穂市議 山野たかしです。
自治会から議員定数削減の要望があがってますね。民報さんのとおり議員協議会では削減反対の意見が多かったです。私ももちろん反対です。
赤穂民報より
議員定数 会派代表者会でも「現状維持」
高砂での削減運動
高砂市での議員定数削減運動の本が家にあったので読んでみました。
アンケートを取ると、多い43%、わからない30%、丁度良い17%、少ない2%。この結果によって削減運動を始めたようですが、全国的にも削減運動が盛んであり、時代でいうと土光臨調の行革とリンクしているようです。
ただ経費削減の為だけではなく、質の向上も大きな理由。なぜなら議会についてこう考えているようです。「街造りの根幹は、なんといっても市民を代表し、報酬を得てその公務の立場にある。市会議員の質に負うところが大きいのです。」
主な理由は次のとおり
1.質の低下を防ぐため。定数を減らし競争率が高まることで、地縁血縁によるだけでは選出されがたい状況をつくる。政治は市民の良識であると考えられているがためである。
2.財政面で議会費は全体の2%と他市に比べて多い
3.定数を削減しても市政低下にはつながらない。なぜなら市民の要求に合致しているから。他市においても削減運動のあとに定数増の運動を見たことがないから。
この運動の結論からいいますと、直接請求までもつれ否決。その後の選挙で選ばれた議員によって定数削減が実現したそうです。
議員側の反対意見としては今の赤穂市とほぼ同じ感じです。
議員定数は永遠のテーマ
高砂市の削減運動は昭和53年の話です・・・
議員定数は何年たっても永遠のテーマであることが分かると思います。アンケートを取れば、どの時代であっても必ず削減派の方が多いはず。私見ですが、議会に興味がない方が多すぎる、また自分が選挙にでる可能性が全くない方が多すぎるからであると考えます。
勿論自分がでる場合、定数が多い方が当選しやすいから減らさない方がいいという理由ではありません。反対理由なんてもっともらしい理由はいくらでも言えますが、私はより多くの方が議員になれる可能性が必要であると思います。少しでも多くの方が議員になって市のこと、議会のことを考えてもらうことができれば何か変わるんじゃないかと思っています。 ^^甘いですかね・・・
私は前回の任期のときは定数削減に賛成しましたが、それは最低は18人だろうなぁと思っていたからです。こんな私でも委員会は複数参加の3委員会8人体制にしたい。いきなり監査や副議長ではなく1期生に委員長を当てていけばいいのに。会派制やめてテーマ勉強会とかでカバーしたいとか色々議会の充実策を考えるようになってますからね・・・
今回の赤穂市での削減運動で自治会をたきつけた方は上の1の理由であろうと勝手に考えますが、いくら減らしても上位のメンバーは変わりません。それが田舎のルールじゃないですか・・・そのために必要であったかもしれない下位の者を切り捨てることになるのはもったいない。
定数を減らせば減らすほど地域代表が余計に強くなったとも感じます。本当に定数を減らしただけで皆さんが望む議会になるのでしょうか・・・