②令和5年3月議会日程と気になる中身について:赤穂市議会

こんにちは赤穂市議 山野たかしです。

今年に入ってから病院通い、確定申告、議会、統一地方選挙など、めちゃ忙しくて超久々の更新ですが、3月議会を振り返って私が気になる点を伝えています。

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令和5年3月議会日程と気になる中身について:赤穂市議会

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令和5年度予算で気になった事:赤穂市議会

上下水道の在り方検討委員会

何を検討するのかと言えば、要するに上下水道料金の見直しですね。まぁ値上げです。

私は遅かれ早かれ上げないといけないわけですから早期の値上げをずっと主張してきました。最初は前の水道ビジョンの改定の時に言いましたら前の選挙で議員になってすぐですね。

全国最安値にこだわる必要なんてどこにもなくて、早期にあげることで世代間格差が少しでも解消し安定的な運営につながればと考えます。上げなくていいなら勿論別ですけどね。

しかしタイミングが悪い・・・コロナ、物価高騰などホントここ数年を考えると暗くなりますね。電気、ガスなどもあがっていますが一般国民からしたら固定費をどれだけ下げる努力をしたんだ!という点が気になりますね。ただの便乗値上げでは理解は得られないと思います。

所属の委員会では「在り方検討委員会では値上げ前提か?」と質問しましたが、「それは在り方検討委員会の方で・・・」と総務部長が答弁されました。

下水道会計への繰出しを来年度予算ではかなり減らしています。自らより危うい下水道会計の状況を作り出しておいて、値上げかどうかの議論はそちらでという発言は無責任でズルいですよね。

「こうこう努力しておりますが値上げしないと将来に渡って施設を維持できないんです、ただ値上げ幅についてはこちらで議論していただきます」

のような、市民に憎まれても信念のある発言はできないものでしょうか。実際値上げの議案を提出するときは病院改革でもボーナス値上げでもあったようにこうでしょう「在り方検討委員会の答申を尊重いたしまして」と、いつものように市長は他人が決めた事のように説明するんでしょうね・・・

市民病院への繰出し3億

来年度では市民病院へ3億円の繰出しすることになっております。委員会で総務部長が「施政方針でもあったように昨年同様繰出しは留保するものではありません」と言ってから「経営改善状況をみまして」と付け足していましたが、昨年休床保証があって劇的改善していたにもかかわらず病院へは12月に全額の2.9億ではなく2億円を入れていました。

なにが留保するものではないんだとボソッとつぶやきたくなったのですが、経営改善状況をみましてというのを聞いてそれが留保するってことだろうと更にツッコみたくなったのを我慢して聞いていました。

私は代表質問で市民病院が担当だったのですが、「昨年は休床保証がなければ全く足りない経営状況であったから休床保証をもらってお金があるうちに見切りをつけてはどうか」と質問したのですが、答えは「改善計画を2年達成できなければと決まったので・・・」とのことでした。

こうした主張からも分かるように、私は単なる先送りとしか見ていません。質問した晩に、「議員とはなんと無力なのか・・・数年前にこういう発言をしましたが・・・」と数年後せっかくあったお金を使い果たして、また健全化の数値に引っかかって経営改善がどうしたとか言ってる役所に一般質問している夢をみました・・・

代表質問のあとに「そんなに熱くなって言わんでも・・・」と他の議員さんに言われましたが、自分ではそんな意識はなかったのですけど夢にでてくるくらい力が入ってたんでしょうね・・・

やはり自治体は議員じゃなくて市長なんですよ・・・権限がちがいます・・・

今年度予算をみていると赤穂市ってお金ないんだなぁと感じましたが、結局病院への3億円が圧迫する原因ではないかと考えています。単なる先送りに執行部が一矢報いたのが下水道料金の値上げじゃないでしょうか。

国の金融緩和でもそうですが、政治家は逃げ切ることができるんですよね。先延ばせば延ばすほど山は高くなるのですが、日銀はまだ言っています「まだインフレじゃないから緩和継続!」でも物価高騰支援金は配る・・・
こんなこと理解できる人はいるのでしょうか

そうしてどうしょうもなくなって引締めに入る。不景気になっても、その責任は時の政権がとるわけです。しかし元はと言えば自分たちの政策は間違ってないと言い張って先送りにしてきた人達が根本的な原因なんですよね。

結局のところ・・・と書きたいのですが、私も批判が怖いので先送りしましょう・・・
(インフレの結末は歴史に学ぶことができます。これが今読み物としてはかなり面白いです♪)

給食費値上げ高騰分補助

これも代表質問の担当でしたが、給食センターの新設が約30億円数年かけて支出します。

予算が通れば、あとは執行部の話ですので建設場所と民間委託ができないのは未だに不満ですが、いいものを建ててくれることを願うばかりです。

来年度は物価高騰分において給食費を補助する予算となっているのですが、ここ数年物価があがるのは目に見えているので「赤穂市の財政では完全無償化は難しいので、より現実的であるその高騰分を補助し給食費の負担を据え置く約束をしてはどうか」と代表質問で発言しました。

実際は高騰分の補助でさえ現実的とは私は思ってないのですが、今なら違和感なく現実的な提案であると考えていましたが答えは「完全無償化をめざす」と言ったものでした。

まぁ今の流れでいえば、国の方で給食費の無償化を実施しそうなので、これは国の議論の結末を見守るだけだと思っています。しかし一番最初給食費無償化の理由を何と言っていたか未だに忘れませんが・・・というのも先送りしましょう・・・

とりあえず令和5年が始まっています

予算関係はこの辺にしてあとは雑談。

はやくも5月ですね・・・コロナも5類になっていきなり街が活発になるとは思っていませんが、飲食店なども適度にお客さんが戻ってきている気がします。でも倒産件数が増えていますし、鼻のきく人は手仕舞いに入っていますね。

「黒字リストラ」なんて検索すると大企業でも結構でてきます。アメリカが引締めを始めて1年くらいで銀行がつぶれたりしていますので、景気が弱っているときの引締めは相当キツイ予感ですね。。。

このままアメリカの景気後退に引っ張られたら日本ではそんなに金利をあげなくても良いんでしょうけど、意図的にハイパーなやつを起こして借金チャラというのも考えられる。50年ぶりのインフレというものは経験したことがないのでワクワクしますが、結末は碌なことがないからこそ、先に書いたとおり読み物として面白いと感じているわけでしょうか・・・

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この記事を書いた人

赤穂市議会議員( 1974生) 山野商店・不動産営業・行政書士となんでも屋さんです。
よくわからないながらにネットを駆使し情報発信と意見集約に励んでいます!!

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